ユニークな保育で有名な小規模園
「めだか子供の家」の保育が
一冊の本になりました 

めだかには、あたり前の
「こどもの育ち」が今もある

 子どもの幸せってなんでしょう? 

神奈川県相模原市にある「幼児保育研究所めだか子供の家」は、男女保育士2名が3学年の異年齢児たちを見守る、小規模園です。

めだかの保育は、子どもの主体性を大切にしています。

それは言い換えれば、子どもの心を大切にすること。
心が喜ぶことをし、心がつらくなることを無理にさせないこと。

その実践の中で生まれて生き残ってきた、めだかならではの保育を紹介する本を作りました。

本書の語り手は、めだか子供の家の園長・梅村賢司先生です。

私たちめだかに関わった保護者や子どもたちは、めだかの保育が大好きです。

めだかのような、安心してのびのびと楽しい幼児期を過ごせる保育をする園が、増えてほしいと願っています。

大人がみんな、梅村先生のように子どもに接してくれたらいいのに、とも思っています。

けれども、梅村先生の思いはちょっと違うようです。

 

 

(以下、書籍「子どもの心を大切にする保育」より抜粋しています) 

 

 実は、インタビューを受けながら、少しだけ心配だったことがありました。


あんまり自分たちの保育を良いものとして宣伝すると、読んでいて苦しくなる人がいるんじゃないかと思ったのです。


 人間は一人では大きくなれませんので、どうしたってだれかに育ててもらって大きくなります。その間に、いろんな人に優しくされたり、逆に傷つけられたりしながら大人になります。

今、私が子どもたちに優しくできるのは、これまでいろんな方に優しくされてきたからだと思っています。逆に、優しくされた経験がなければ、優しくする方法もわからないし、優しくされる子どもがうらやましくて、妬ましい気持ちになることもあるでしょう。 

 

  好き好んで、子どもを傷つけたい人はいないと思います。子どもに辛く当たってしまう時は、その人も追い込まれて辛い時なのでしょう。

 そんな状況で、目の前の人が、なんだか正しそうで立派なことを言っていたら、どんな気持ちになるだろう。できない自分が責められているみたいで苦しくなりはしないだろうか。自分の非をとがめられているようで、みじめな気持にならないだろうか。

 その「責められた、嫌だった」という気持ちは、弱くて小さな子どもに向かってしまうんじゃないだろうか。


 それは絶対に嫌でした。私が「こうしたらいい」と言うことで、誰かが苦しくなるのは辛いです。

 理想を伝えるよりも、優しい気持ちで手を貸してあげたいと思います。 

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本の中で語られたエピソードの一部を抜粋して、お読みいただけます。

メディア掲載

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幼児保育研究所 めだか子供の家 とは

1979年、神奈川県相模原市上溝に清水紳一郎氏の手で設立された小規模保育施設。
大人による指示の多い保育の在り方に疑問を持ち、開園当時から「子どもの内から生まれるものを大切にする」べく、自然の中で遊ぶ主体保育を実践している。
「保育には父性と母性の両方が必要である」との信念から代々、男女2人の保育士が保育を担う。
子どもたちは、異年齢が密に交流して遊びを展開するため、きょうだいのように刺激を受けあって成長する。
梅村園長は、そのめだか子供の家で38年間保育士を務めている。